離婚慰謝料の算出方法を解説します

離婚慰謝料は、問題の重大性を判断して算出されます。慰謝料をもらえる場合はケースバイケースですが、浮気・不倫をした場合、身体的・精神的な暴力を受けた場合、その他の場合と分けることができます。それぞれ算出基準が異なるのですが、共通するのは相手が起こした問題がどれくらい夫婦を維持するうえでどれだけ重大なのか、です。例えば、浮気・不倫が長期間続いていた場合ほど、夫婦を維持することは困難になりますし、継続的に身体的・精神的な暴力を受けていた場合ほど、夫婦を維持するのは難しくなります。当然重大な問題であればあるほど離婚慰謝料の金額は大きくなりますが、逆に、重大な問題とみなさなければ離婚慰謝料は少なくなります。また、相手だけではなく、自分にも問題があれば慰謝料は相殺され、少なくなってしまいます。

浮気・不倫をした場合の算出方法

浮気・不倫をした場合には、浮気・不倫の回数や期間、浮気・不倫に至った経緯、それを知った際の精神的・肉体的なショックの度合いなどが算出基準となります。浮気・不倫の回数や期間が長ければ長いほど、浮気・不倫に至った経緯が夫婦の貞操義務を考えない自分勝手な理由であるほど、慰謝料は高くなる傾向があります。浮気・不倫を知った精神的・肉体的なショックは、肉体的な症状となったものが評価の対象となることが多いようです。具体的には、メンタルクリニックに通った回数や診断書、妊娠中の浮気・不倫のショックによる流産などです。ただし、慰謝料の算出基準における浮気・不倫は肉体的なものを基本としているので、肉体関係がまったくない精神的な浮気・不倫、いわゆるプラトニックラブでは慰謝料の請求自体が難しいでしょう。

身体的・精神的な暴力を受けた場合、その他の場合の算出方法

身体的・精神的な暴力を受けた場合には、身体的・精神的な暴力の程度、暴力を振るうようになった経緯や状況、回数などが算出基準となります。身体的・精神的な暴力な程度が大きいほど、暴力を振るうようになった経緯や状況などが自分勝手であればあるほど、回数が多ければ多いほど、慰謝料は高くなります。具体的には、ケガの診断書や受診記録、メンタルクリニックに通った回数や診断書、暴力を振るわれた際の状況などを克明に記した日記やメモなどで算出されることになります。その他の場合として、セックスレスの場合や、悪意の遺棄(わざと生活費を振り込まないなど)の場合があります。どちらも、その問題が継続した期間であったり、その問題に至った経緯などが算出基準とされることが多いです。